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リコーと東芝テック、会社分割等による業務提携並びに複合機等の開発・生産の統合に関する事業統合契約及び株主間契約を締結
2023年05月21日

株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃、以下「リコー」といいます。)と東芝テック株式会社(代表取締役社長:錦織 弘信、以下「東芝テック」といいます。)は、本日、2024年4月1日から同年6月30日の間の別途定める日を効力発生日として、会社分割等により複合機等の開発・生産に関する事業を統合(以下「本事業統合」といいます。)するに当たっての諸条件を定めた契約(以下「本統合契約」といいます。)、及び本事業統合に係る株主間契約(以下「本株主間契約」といいます。)を締結することを両社の取締役会で決議しましたので、お知らせいたします。

両社は本決議に基づき、両社を株主とする複合機等の開発・生産を担う合弁会社を2024年4月1日から同年6月30日の間の別途定める日に組成することを目指し、会社分割等の手続きを進めてまいります。



1.背景・環境認識

オフィス向けプリンティング市場は、新型コロナウイルス感染症拡大による印刷量の急激な減少からは回復傾向にあるものの、それ以前から続くペーパーレス化の進展は継続しており、世界市場全体では今後も緩やかに減少する傾向となっています。

また、リモートワークの拡大、国内の人口減少に伴う人手不足の深刻化等を背景として、オフィスや現場におけるさまざまな業務のデジタル化ニーズが顕在化しており、各社はDX(デジタルトランスフォーメーション)需要を成長分野と位置付けて、IT(情報技術)を使ったソリューションの開発・提供に力を入れています。

各社の競争軸がハードウエア単体からソフトウエアやサービスを組み合わせた課題解決に移行するなかで、プリンティング機器の開発・生産の競争力強化は共通の課題となっています。また、地政学リスクの高まりに対応する、柔軟かつ強固なサプライチェーンの構築を求められています。

一方、オフィスや現場の業務のデジタル化に向けて、プリンティングの関連技術をベースにした新たな顧客価値創出の可能性が広がっています。