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【介護施設の清掃・ニオイ対策実態調査】本当は「入居者ケア」に時間を使いたいでも現実は「清掃・ニオイ対策」に7割が疲弊
2025年12月10日

プラス株式会社(本社:東京都港区 、代表取締役社長:今泉忠久)は、介護・福祉施設に勤務し、日常的に清掃業務を担当している職員に、介護施設の清掃業務の実態と課題に関する調査を実施しましたので、お知らせいたします。

● 01|介護施設職員の74.5%が清掃業務に身体的・精神的負担を感じており、腰をかがめる動作の多さ(53.2%)が主な要因

● 02|施設内のニオイ対策の清掃に約7割が負担を感じ、負担理由は「精神的ストレス」(48.6%)が最多に

● 03|現在のニオイ対策への満足度は56.6%に留まり、清掃と同時に尿臭・便臭を消臭できる洗剤への使用意向は84.0%に

 

■調査概要

  • 調査名称:介護施設の清掃業務の実態と課題に関する実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年11月18日〜同年11月25日

  • 有効回答:介護・福祉施設に勤務し、日常的に清掃業務を担当している職員106名

 

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「スマート介護」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://www.smartkaigo.jp/

 

■清掃業務従事者の約7割が身体的・精神的負担を実感、深刻な労働環境が明らかに

 「Q1. あなたは、清掃業務に対して身体的または精神的な負担を感じていますか。」(n=106)と質問したところ、「非常に感じている」が35.8%、「やや感じている」が38.7%という回答となりました。

Q1. あなたは、清掃業務に対して身体的または精神的な負担を感じていますか。

・非常に感じている: 35.8%

・やや感じている: 38.7%

・あまり感じていない: 15.1%

・全く感じていない: 6.6%

・わからない/答えられない: 3.8%

 

■清掃業務の負担第1位は「腰をかがめる動作」で53.2%

 「Q2. Q1で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方にお聞きします。清掃業務において、特に負担を感じる点を教えてください。(複数回答)」(n=79)と質問したところ、「腰をかがめたり立ったりする動作が多いこと」が53.2%、「作業量が多く、時間がかかること」が51.9%、「不快なニオイに対応しなければならないこと」が48.1%という回答となりました。

Q2. Q1で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方にお聞きします。清掃業務において、特に負担を感じる点を教えてください。(複数回答)

・腰をかがめたり立ったりする動作が多いこと: 53.2%

・作業量が多く、時間がかかること: 51.9%

・不快なニオイに対応しなければならないこと: 48.1%

・清掃用具や洗剤の管理が煩雑なこと: 35.4%

・重い物を運ぶ必要があること: 32.9%

・入居者ケアなど本来注力したい業務に時間を割けないこと: 31.6%

・何度も同じ場所を清掃する必要があること: 27.8%

・担当者によって清掃が不十分で、やり直しや確認が必要なこと: 12.7%

 

■介護現場の4割超が「入居者ケアに時間割けず」人手不足が深刻化

 「Q3. あなたは、人手不足の影響がある中で、本来もっと時間をかけたい業務(入居者とのコミュニケーションやケア等)に十分な時間を割けていると思いますか。」(n=106)と質問したところ、「十分に割けている」が23.6%、「ある程度割けている」が29.2%という回答となりました。

Q3. あなたは、人手不足の影響がある中で、本来もっと時間をかけたい業務(入居者とのコミュニケーションやケア等)に十分な時間を割けていると思いますか。

・十分に割けている: 23.6%

・ある程度割けている: 29.2%

・あまり割けていない: 34.0%

・全く割けていない: 8.5%

・わからない/答えられない: 4.7%

 

■施設のニオイ対策清掃、約7割が「負担」と回答

 「Q4. あなたは、施設内のニオイ対策の清掃に負担を感じていますか。」(n=106)と質問したところ、「非常に負担を感じている」が30.2%、「やや負担を感じている」が39.6%という回答となりました。

Q4. あなたは、施設内のニオイ対策の清掃に負担を感じていますか。

・非常に負担を感じている: 30.2%

・やや負担を感じている: 39.6%

・あまり負担を感じていない: 17.9%

・全く負担を感じていない: 8.5%

・わからない/答えられない: 3.8%

 

■介護現場のニオイ対策の負担理由、「精神的ストレス」が48.6%で最多

 「Q5. Q4で「非常に負担を感じている」「やや負担を感じている」と回答した方にお聞きします。ニオイ対策の清掃に負担を感じている理由を教えてください。(複数回答)」(n=74)と質問したところ、「ニオイが気になり、精神的なストレスを感じるから」が48.6%、「作業時間や頻度が増え、業務負担が大きいから」が45.9%、「入居者やそのご家族からニオイについて指摘を受けたことがあるから」が44.6%という回答となりました。

Q5. Q4で「非常に負担を感じている」「やや負担を感じている」と回答した方にお聞きします。ニオイ対策の清掃に負担を感じている理由を教えてください。(複数回答)

・ニオイが気になり、精神的なストレスを感じるから: 48.6%

・作業時間や頻度が増え、業務負担が大きいから: 45.9%

・入居者やそのご家族からニオイについて指摘を受けたことがあるから: 44.6%

・何度も繰り返し対策する必要があるから: 37.8%

・使用している製品では十分な効果が得られないから: 13.5%

・効果的な対策方法がわからないから: 33.8%

 

■施設のニオイ対策第1位は「こまめな換気」で62.3%が実施

 「Q6. あなたは現在、施設内のニオイ対策として、どのような方法を行っていますか。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「こまめに換気をしている」が62.3%、「市販の消臭スプレーや芳香剤を使用している」が47.2%、「拭き掃除の頻度を増やしている」が35.8%という回答となりました。

Q6. あなたは現在、施設内のニオイ対策として、どのような方法を行っていますか。(複数回答)

・こまめに換気をしている: 62.3%

・市販の消臭スプレーや芳香剤を使用している: 47.2%

・拭き掃除の頻度を増やしている: 35.8%

・専用の業務用洗剤で清掃している: 34.0%

・空気清浄機や脱臭機を設置している: 30.2%

・ゴミやオムツの処理を頻繁に行っている: 25.5%

・特に対策を行っていない: 3.8%

・わからない/答えられない: 2.8%

 

■施設内で気になるニオイ第1位は「トイレの排泄物」で60.4%、半数が居室内も気にする

 「Q7. 施設内で特に気になるニオイの種類と場所を教えてください。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「トイレの排泄物のニオイ」が60.4%、「居室内のニオイ」が50.0%、「オムツ処理室のニオイ」が44.3%という回答となりました。

Q7. 施設内で特に気になるニオイの種類と場所を教えてください。(複数回答)

・トイレの排泄物のニオイ: 60.4%

・居室内のニオイ: 50.0%

・オムツ処理室のニオイ: 44.3%

・ゴミ置き場のニオイ: 28.3%

・共有スペース(食堂・廊下等)のニオイ: 26.4%

・浴室・脱衣所のニオイ: 20.8%

・特にない: 1.9%

・わからない/答えられない: 3.8%

 

■ニオイ対策実施者の4割超が効果に不満、満足は約56%にとどまる

 「Q8. Q6で「特に対策を行っていない」「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。あなたは、現在行っているニオイ対策の効果に満足していますか。」(n=99)と質問したところ、「非常に満足している」が20.2%、「やや満足している」が36.4%という回答となりました。

Q8. Q6で「特に対策を行っていない」「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。あなたは、現在行っているニオイ対策の効果に満足していますか。

・非常に満足している: 20.2%

・やや満足している: 36.4%

・あまり満足していない: 28.3%

・全く満足していない: 12.1%

・わからない/答えられない: 3.0%

 

■ニオイ対策に不満な理由、第1位は「ニオイの元を断てない」60%

 「Q9. Q8で「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した方にお聞きします。現在のニオイ対策に満足していない理由を教えてください。(複数回答)」(n=40)と質問したところ、「ニオイの元を断つことができていないと感じるから」が60.0%、「何度も対策を繰り返す必要があり、時間がかかるから」が50.0%、「コストがかかりすぎると感じるから」が45.0%という回答となりました。

 

Q9. Q8で「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した方にお聞きします。現在のニオイ対策に満足していない理由を教えてください。(複数回答)

・ニオイの元を断つことができていないと感じるから: 60.0%

・何度も対策を繰り返す必要があり、時間がかかるから: 50.0%

・コストがかかりすぎると感じるから: 45.0%

・複数の対策を組み合わせる必要があり手間がかかるから: 32.5%

・使用している製品の効果自体が弱いと感じるから: 30.0%

・その他: 2.5%

 

■尿臭・便臭を同時に消臭できる洗剤、84%が「使用したい」と回答

 「Q10. もし、毎日のお掃除と同時に(手強い)尿臭・便臭をしっかり消臭できる洗剤があれば、使用してみたいと思いますか。」(n=106)と質問したところ、「非常に使用してみたい」が41.5%、「やや使用してみたい」が42.5%という回答となりました。

Q10. もし、毎日のお掃除と同時に(手強い)尿臭・便臭をしっかり消臭できる洗剤があれば、使用してみたいと思いますか。

・非常に使用してみたい: 41.5%

・やや使用してみたい: 42.5%

・あまり使用したいと思わない: 4.7%

・全く使用したいと思わない: 0.9%

・わからない/答えられない: 10.4%

 

■まとめ

 今回は、介護施設で働く職員106名を対象に、清掃業務とニオイ対策に関する実態調査を実施しました。その結果、74.5%の職員が清掃業務に身体的・精神的な負担を感じており、特にニオイ対策の清掃については69.8%が負担を感じていることが明らかになりました。また、人手不足の影響で本来もっと時間をかけたい入居者とのコミュニケーションやケアに「あまり割けていない」「全く割けていない」と回答した職員が42.5%に上ることも判明しました。

 

まず、清掃業務で特に負担を感じる点として、「腰をかがめたり立ったりする動作が多いこと」(53.2%)と「作業量が多く、時間がかかること」(51.9%)が上位を占めました。ニオイ対策については、「精神的なストレスを感じる」(48.6%)、「作業時間や頻度が増え、業務負担が大きい」(45.9%)、「入居者やご家族からの指摘」(44.6%)が主な負担要因として挙げられています。現在の対策方法としては「こまめな換気」(62.3%)が最多で、次いで「市販の消臭スプレーや芳香剤の使用」(47.2%)となっていますが、現在のニオイ対策に満足している職員は56.6%に留まることが分かりました。不満足の理由として「ニオイの元を断つことができていない」(60.0%)、「何度も対策を繰り返す必要がある」(50.0%)が挙げられており、根本的な解決に至っていない実態が明らかになりました。

 

今回の調査では、介護施設における清掃・ニオイ対策が職員の大きな負担となり、本来のケア業務を圧迫している実態が明らかになりました。介護人材不足が深刻化する中で、清掃業務の効率化は単なる業務改善ではなく、職員の離職防止と入居者へのケアの質向上に直結する重要課題といえます。職員が「清掃と同時に尿臭・便臭を消臭できる洗剤」の使用に前向きであることからも、効果的な製品の導入により、職員の負担軽減と業務効率化を同時に実現することが求められるでしょう。介護現場の持続可能性を高めるためには、テクノロジーや新製品を活用した業務改革が急務ではないでしょうか。


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■会社概要

会社名 :プラス株式会社

設立  :1948年(昭和23年)2月16日

代表者 :代表取締役社長 今泉 忠久

所在地 :〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1番28号

     虎ノ門タワーズオフィス12階

事業内容:オフィス家具、オフィスインテリア用品の製造・販売

     文具、事務用品、OA・PC関連商品、事務機器の製造・販売

     オフィス環境のデザイン・施工・内装工事・電気工事・管工事

     電子光学機器、教育機器の製造・販売

     日用雑貨品、食料品、ソフトウェア、書籍の販売

     インターネットを利用した上記商品の販売

     上記商品を対象とした海外事業

URL  :https://www.plus.co.jp/