ホーム > 新製品情報・特集 > あたぼう 飾り原稿用紙 ふたふで箋鋼導管
株式会社あたぼうは、飾り原稿用紙 ふたふで箋の新デザインとして、「ふたふで箋 鋼導管(はがねどうかん)」を 11月1日より販売します。
ふたふで箋は2016年5月に発売し、波抹茶、蔓葡萄、碧翡翠、金鶯錯の4種類を販売してきましたが、この度、新しいコンセプトを入れて鋼導管を追加することになりました。
これまでのふたふで箋は、いわゆる原稿用紙のイメージをそのままに、マス目、魚尾、ルビなどをデザインしておりました。今回の鋼導管では、マス目を正方形の方眼にし、縦でも横でも使えるようにしました。
その他の細かな特徴については、以下、商品詳細をご覧ください。
紙は、飾り原稿用紙シリーズと同じ、「キンマリスノーホワイト」を使っています。これまで飾り原稿用紙を利用してきているユーザー様にもなじみのあるものです。書籍用紙のため、筆記特性を保証できない(印刷特性のみ保証される紙)のですが、表面はなめらかで書き味もさらっとしています。
また、印刷色は飾り原稿用紙 鋼導管と同じ、ブルーグレーをイメージしております。さらに、紙の形は正方形(171x171mm)を採用しております。
なお、171mmはシステム手帳のバイブルサイズを踏襲しており、半分に折ってシステム手帳の6穴を開けることにより、バイブルサイズのシステム手帳に挟めるようになっています。 マス目は正方形で、紙を縦にも横にも使えるようにしています。12文字x12文字の合計144文字になっており、中心がわかりやすいようなデザイン上の工夫をしております。
また、導管のデザインはシステム手帳の6穴を開ける際、穴がデザインに被らないよう調整してあります。さらに、紙の端でデザインが切れている導管は紙を並べると、接続するようになっております。
■発売予定日
2025 年11 月初旬を予定
■商品開発経緯
まず、株式会社あたぼうと株式会社ノウトの談話からお読みください。
――あたぼう佐川の談話――
「ええ、ノウトの高木さんから電話がかかってきまして、”飾り原稿用紙の飾りをつけた原稿用紙というコンセプトをパクるからよろしく”という話がありました。正々堂々と喧嘩を売られたと思いましたので、返す言葉で“喧嘩上等!いつでもかかってこい!”と調子こいて返してしまいました。が、あとで冷静になって考えてみたら、江戸っ子の短気が起こした勘違いなんじゃないかと思い直しまして、手打ちの策を練りました。それがこのコラボレーションに繋がりました。いやあ、私の早とちりでした(笑)。小さいもの同士、喧嘩したところでお互い利益はないですしね。ま、小さいもの同士の連携なので、利益も小さいでしょうけど(自爆)」
――ノウト高木氏の談話――
「縦横の両方で使える四角い書写用紙というコンセプトを考えたのですが、飾りをつけるとあたぼうさんの飾り原稿用紙のふたふで箋と類似してしまうと思いました。だから、あたぼうさんに電話して“こういうことなので、コンセプトを貸してもらえないか?フィーも支払う”という話をしたのです。が、あたぼうさんから“喧嘩上等!”と返されてしまい、ほとほと困りました。その後、冷静になられたみたいで、コンセプトを分け合って頑張りましょうって言われまして、会社の名前上、ノウと言えないものですから、こういうことになりました。」
なお、株式会社ノウトは菁文堂株式会社とコラボレーションして、別の縦横で使える書写用の用紙を発売する予定とうかがっております。
以上のようなことで、飾りを付けた原稿用紙(書写用紙)というコンセプトと、縦横の両方で使える四角い書写用紙というコンセプトを合体させ、それぞれのメーカーでお互いに製品を作ってみるということになりました。
-horirium の苦悩-
元々、この鋼導管はA4サイズの飾り原稿用紙に合わせてデザインしておりましたので、これを正方形の171mm角に落とし込むのにかなり苦労しました。一度、デザインを落とし込んでから 「これはサイズ的にバイブルサイズのシステム手帳に挟むぞ」 ということにあらためて気づき(ふたふで箋の元々のコンセプトでもあります)、システム手帳の穴を開けたとき、導管が穴にかからないようデザイン全体を再調整する作業が始まりました。
さらに、紙の端まで管がありますので、それを上下左右で接続できたらおもしろいというアイデアも浮かんできてしまい、さらにデザインを調整するという繰り返しが起こりました。
最後に、「鋼導管」という名称をどう配置するか、縦横、両方で使うため、4カ所に配置するのが良いのかどうか、また文字は入れない方が良いのかを検討し、最終的に、1文字ずつ3カ所、加えて文字数を示す12x12を残り1カ所に配置するということで落ち着きました。
■お取引先様へ
本日よりご注文を承ります。お問い合わせはいつものあたぼう佐川まで。
【株式会社あたぼうとは】
中小企業診断士である代表取締役の佐川が2009年に設立。東京を中心に、中小企業の経営コンサルティング、IT導入コンサルティング、研修講師等の事業展開をしている。また、時間管理や文房具業界を研究しており、その一環でスライド手帳や文房具の開発販売を行っている。
2016 年日本文具大賞 デザイン部門 グランプリを「飾り原稿用紙」碧翡翠で受賞。
文具事業開始当初から、スライド手帳などのシステム手帳リフィル製品を開発・販売しており、数年前よりじゃばらんだシリーズをデザイナーのhoririum氏の協力を得て、販売を開始した。
【本件の連絡先】
株式会社あたぼう 代表取締役 佐川博樹
Tel 042-843-1159 FAX 042-586-1214
e-mail:info@slide-techo.com / URL: https://www.slide-techo.com/
〒191-0052 東京都日野市東豊田1-53-16
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紙の端でデザ インが切れている導管は紙を並べると、接続するようになっています |