「文具女子博 #インク沼」潜入ルポ！リップカラー、年季の入った親父の前掛け、納豆インクも登場
2019年08月26日

 日本出版販売は、8 月23 日～25日の3 日間、東京・五反田 TOC ビルで、万年筆用インクに特化した文具の即売イベント「文具女子博 #インク沼」を初開催した。エムディーエスが共催として参画。

同イベントは事前チケット制を導入し、各日とも3部構成の2時間30分。

各回ともにオープン前から行列ができ、来場者はお目当ての商品を事前にリストにして買い物を行い、限定商品などは開場10分で完売するブースもあった。

また、夏休みということもあり親子で買い物やワークショップを楽しむ姿もみられた。

近年、値段が手頃な万年筆の商品ラインナップが増えてきたことや、SNSへの「手書き投稿」の流行などを背景に、万年筆や万年筆用インクへの注目が高まっている。

これを受けて、日本最大の文具の祭典「文具女子博」を手掛ける文具女子博実行委員会は、万年筆用インクや万年筆、それらに適した紙などにフォーカスを当てた「文具女子博 インク沼」を開催した。

初の試みとなる同イベントには、インクに特化したイベントとしては 関東で最大級となる文具メーカー14 社、専門店27社の総勢41社の商品が集まった。
 
タイトルにもある「沼」とは、あるジャンルが好きになり過ぎてハマってしまい、抜け出せなくなること。
 
インクボトルの佇まいの美しさやコレクション性など、万年筆インクはSNS 投稿との相性が良いアイテム。

さらに、実際に使用した際の万年筆特有の書き味や質感などをSNS で公開する女性も増えている。

まさに「沼」にハマる”文具女子”が続出し、一大ブーム に。 同イベントは、そのような「沼」にハマってしまった方はもちろん、これから「沼」に足を踏み入れようとしている方が、普段遠方に足を運ばないと手に入らない商品や、初披露 となるオリジナルインクをまとめて購入できる。

イベントの見どころは、「ご当地インクコーナー」「文具女子博オリジナルインク」「自分だけのオリジナルが作れる、調合インクコーナー」など。
 
「ご当地インクコーナー」では全国各地の産物や特色をテーマに作られ、ご当地インクをプロデュースするうさぎや「オリジナルインク」、ナガサワ文具センター「神戸インク物語」、TAG STATIONERY天然染料のインク「文染」など、各地の文具専門店による協力のもと、普段はそのお店でしか手に取ることのできないインクが一堂に会した。

一度に数百種類のインクが 並ぶ姿は圧巻。 また、国内のみならず台湾からも、日本初上陸のものを含む人気のインクシリーズも登 場した。
 
「文具女子博オリジナルインク」は、 文具女子による事前投票によって選ばれた 5 色を、「文具女子博」オリジナルインク“文具女子の恋模様シリ ーズ”として発売。 大人っぽいブラウンで普段使いにもおすすめの「おしど りブラウン」、見ても書いても落ち着いた色合いで使いや すい「やきもちブルー」など、ネーミングにもこだわりが。 

「自分だけのオリジナルが作れる、調合インクコーナー」は、呉竹・プラチナ万年筆ブースで、自分だけのカラーインクが作れるプチワークショッ プを催した。

また出展メーカーのナカバヤシは、自分に似合うコスメを探すように、お気に入りのカラーインクを選ぶTACCIA新シリーズ「リップカラーインク」。「浮世絵インク葛飾北斎」「浮世絵インク東洲斎写楽」。セーラー万年筆は、いざかやdays「ハマチのちあいの美しさ」「年季の入った親父の前掛け」など先行販売を行った。