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山櫻、日本初「おからペーパー」開発。廃棄ゼロを目指して、製菓パッケージ等へ活用
2022年06月06日

名刺、封筒など多彩な紙製品を企画、製造、販売する株式会社 山櫻(本社:東京都中央区、代表取締役社長:市瀬豊和、以下「山櫻」)は、廃棄対象のおからで作った「おからペーパー」の開発に協力しました。
 
おからペーパーが食品ロス問題の解決に向けたPRの一助となることを目的とし、本来の食用としておからが活用され、最終的にはおからペーパーの生産がゼロになることを目指しています。

製品開発の経緯
 
「おからペーパー」は、おから料理研究家 高橋典子氏、株式会社SL Creations(エスエルクリエイションズ)、Smile Circle(スマイルサークル)株式会社の3社の思いの基に開発され、おからの廃棄の削減を目指し、新しいおからの食べ方・使い方を提案・普及する活動をしていきます。
 

おから研究家 高橋典子氏(NIPPON おからプロジェクト)
https://www.okaraproject.com/
 
株式会社SL Creations(エスエルクリエイションズ)
https://sl-creations.co.jp/
 
Smile Circle(スマイルサークル)株式会社
https://smile-circle.com/
 
現在、おからの生産量は、年間生成量が約580,000トンとなっており、
その用途は、

飼料:377,000トン
肥料:145,000トン
食用: 1,200トン~ 6,000トン
廃棄: 30,000トン~50,000トン
 
となっています。
※出典:NIPPONおからプロジェクト


廃棄量が食用の量を大きく上回っており、この現状は昨今のSDGsの浸透でより解決が求められているフードロスの観点からも、今後解決していかなければならない問題です(主に、SDGs 目標:12-3「世界一人あたりの食糧廃棄を半分に」に該当)。
 
そこで、弊社は高橋氏よりおからを原料にした紙づくりの相談を受け、「おからペーパー」を作ることとなりました。


おからペーパーについて
 
廃棄予定のおからを粉末状にして、第三者認証により人と環境に過剰な負担をかけていないことを保証されている、森林認証のリサイクル紙を混ぜて作られています。
粉末状のおからによる独特の風合いが特徴です。


開発当初より、おからペーパーは株式会社SL Crearionsによるおやつの新ブランド「Any O´clock(エニーオクロック)」のパッケージとしての利用を想定していたため、厚手の紙となっています。


エニーオクロックは4月4日よりオンライン販売が開始されました。
https://any-oclock.com/
 
現在は、G・F・H ROPPONGI(グランドフードホール六本木店/東京都港区)と代官山T-SITE(東京都渋谷区)の「医食同源」コーナーでも販売しています。


今後はパッケージの外、しっかりとした厚さの名刺、発送用パッケージ、カード、うちわ、ノートの表紙など、紙の表情と厚みを活かせるよう、利用の幅を広げていく予定です。


 

左:グランドフードホール六本木店 右:代官山T-SITE
左:グランドフードホール六本木店 右:代官山T-SITE

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