ホーム > オフマガ ニュース一覧 > 「カシオ電卓60周年プロジェクト企画発表会」
カシオ計算機㈱は、3月20日の「電卓の日」にちなみ電卓事業より「カシオ電卓60周年プロジェクト企画発表会」を3月12日、樫尾俊雄発明記念館で開催した。
同社は1957年に設立、2024年3月期の売上高2688億円。そのうち教育事業の売上高構成比は618億円で全体の約23%、約4分の1を占める。
教育事業の製品カテゴリーは二つ。ひとつはオフィスや自宅で使用している一般電卓。もうひとつは関数電卓。主に教育に特化し、国内よりも海外の中学生、高校生に学用品として活用する文化が根付いているという。
この教育事業の展開国はおよそ100カ国以上。累計出荷台数は約18億台。
2023年は、この二つのカテゴリーを合わせて約4200万台の出荷実績がある。
国内の電卓シェアはおよそ60%。関数電卓の数量構成比2023年度対前年は99%、一般電卓は93%。
電卓事業について教育関数BU事業部長・佐藤智昭氏は、「パソコンの普及やICT機器の定着にも、あまり落ち込みは見られなかった。これは『計算したい』と思った際に、わざわざパソコン立ち上げ事は少ない。スマートフォンアプリは、押した数字が合っているか不安な押し心地。そういった部分で電卓は手堅い需要がある」と述べた。
同社の電卓の歩みは1965年に、同社が世界初のメモリー機能搭載をした初の電卓「001(税込価格38万)」を発売。スタート時の大きい電卓から、小さなサイズにするには表示と半導体の二つの進化と共に歩みながら「軽薄短小」を目指した。7年後の1972年に世界初のパーソナル電卓「カシオミニ(税込価格12,800円)」(未来技術遺産)を発売し大ヒットした。
さらに1983年には、世界最薄電卓「SL―800」(未来技術遺産)。同年エンジニア向けにカシオ初の関数電卓「fx―1」、1985年には学生向けに世界初グラフ関数電卓「fx―7000G」、2004年に数学自然表示搭載電卓「fx―82ES」を発売。
また、テクノロジーで教育を支援する「GAKUHAN」(学校販売)活動は、世界各国の教育を知り尽くした専門家を配置し、教育を支援。製品の提供、教育現場の先生や生徒たちを支援することで、その国の政府が必要とする人材を育成。この活動で、現場のニーズを商品にフィードバックする仕組みが整い、関数電卓の世界での普及率を上げてきた。
今後の事業戦略について佐藤氏は、「教育現場により合ったツールの提供を目指す。各電卓の商品戦略では、関数電卓は『最高のUI/UX』を極める、電卓については『情緒的価値』を極める」と強調した。
さらに60周年記念メッセージについて、教育関数BU商品戦略部商品企画室リーダー玉本真一氏は「『これまでも、これからも。すべての人の信頼に“こたえる”電卓を、カシオから。』カシオの電卓に対するこだわり、信頼を改めて訴求していく」と述べた。
さらに60年のノウハウを結集した長く愛用できる電卓「ComfyT―200T」を1月に発売。カシオ電卓のこだわりを最大限に詰め込み、計算に不要なソーラーパネルを側面に移動し、スマートで現代にふさわしい表記を追求。開閉式の背面スタンド、使いやすさを追求。カシオミニのフォントを復活し、環境に配慮したエコ素材を活用している。
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今後の事業戦略について佐藤氏は「教育現場により合ったツールの提供を目指す。各電卓の商品戦略では、関数電卓は『最高のUI/UX』を極める、電卓については『情緒的価値』を極める」と強調 |
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60周年記念メッセージについ玉本真一氏は「『これまでも、これからも。すべての人の信頼に こたえる 電卓を、カシオから。』カシオの電卓に対するこだわり、信頼を改めて訴求していく」と述べた |
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60周年記念 キービジュアル |
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