ホーム > オフマガ ニュース一覧 > エプソン販売 乾式オフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」新モデルが紙資源の更なる有効活用を実現
エプソン販売株式会社が3月から発売を開始した乾式オフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」の新商品「Q‐5000」「Q‐40」が注目を集めている。
小さなサイクルで使用済コピー用紙を再生することにより、CO2排出量・木材・水使用量の削減により、環境負荷低減を実現。紙源プロセッサー「Q―40」の導入により、離れた場所からでも使用済みの紙の回収を容易にしたことで、使用用途も拡大している。
ペーパーラボは、エプソンが2016年に発売した世界初(2016年11月時点エプソン調べ)水を使わず(※機器内の湿度を保つために少量の水を使用します)、使用済みの紙を原料として、新たな紙を生産できる乾式のオフィス製紙機。エプソン独自の技術「ドライファイバーテクノロジー」は、水を使わず繊維素材を価値あるカタチに変え、用途に合わせた繊維化や、結合、成形を行い、素材の高機能化を実現させた。
「現行機種であるペーパーラボA‐8100を一年間稼働させて作れる紙は約7.9トン。同じ量の紙を通常の製紙で作る場合、7759㎥の水を消費する。これは25mプールで換算すると21杯分以上。だがPaperLabが使用する水は71㎥で、通常の製紙にくらべて1%弱の水しか消費しない」※東京都市大学 環境学部 伊坪研究室算出(2021)
A‐8100では、投入した紙は繊維レベルにまで分解されるため書かれていた内容は跡形もなく、機密的にも安全。新しくつくる紙の厚さや色も選ぶことができる。
すでに、官公庁・自治体をはじめ、金融、製造業、サービス業、インフラなど多彩な業種が導入済。同社ホームページでも導入企業を紹介している。
https://www.epson.jp/products/paperlab/
オフィス内などでの紙資源循環に関連する活動を通した環境負荷低減に加え、再生紙を加工した製作物作成などの業務を創出し、シルバー人財雇用、障がい者雇用など人財に活躍の場を提供している。
「A‐8100」は、一体型モデル。新商品の「Q‐5000」「Q‐40」は、本体と専用シュレッダーの分離型モデルで、より小型化するとともに、離れた場所からでも機密を担保しながら、使用済みの紙の回収を容易とした。
Q‐40で使用済みの紙を再生に適した形状、機密内容が判読できなくなるレベルまで細かく細断した後、Q‐5000に細断紙片を投入することで、再生紙を生み出す。1時間で360枚の再生紙を生産することができる。
分離型モデルで、さまざまな場所から古紙回収を可能としたことで、複数の企業や事業所間、自治体を中心とした地域社会をつなぐ、新たな資源循環の形も実現できる。
「現行モデルに対して、繊維化や成形における複数の工程を統合することで体積比約50%の小型化を実現し、よりオフィスに導入しやすいモデルへと進化させた。繊維化した古紙を結合する際に使用する“結合素材”に、天然由来の材料を採用。これにより、地下資源の消費を削減し、環境負荷を低減。製紙工程の改良により、生み出した再生紙は、繰り返し再生することができ、紙資源の更なる有効活用を実現させた」(マーケティングコミュニケーション部)
Q‐5000は、木目基調の天板を採用。Q‐40は、本体側面にリーフのモチーフを採用し、使用者が、環境貢献を実感できるデザインとした。オープン価格。
ドライファイバーテクノロジーは、分解した繊維に様々な機能添加材を融合させることでさらなる高付加価値のものを再生することが可能。
エプソンでは、このドライファイバーテクノロジーを用いて、廃棄物や原料を、用途に合わせて繊維化、結合、成形を行い素材の高機能化を実現し、さまざまな用途に活用している。今後も更なる環境負荷の低減、持続可能な社会への促進を実現させ、企業の環境経営をサポートしていく方針。
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ペーパーラボの新商品「Q‐5000」 |
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「Q‐5000」設置イメージ |
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「Q‐5000」循環図 |
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紙源プロセッサー「Q‐40」で使用済みの紙を再生に適した形状、機密内容が判読できなくなるレベルまで細かく細断した後、Q‐5000に細断紙片を投入することで、再生紙を生み出す。1時間で360枚の再生紙を生産することができる |
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紙源プロセッサー「Q‐40」設置イメージ |
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