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コクヨ 中学受験・共通テスト目前!「受験期の親子のコミュニケーション」に関する調査を実施
2025年12月15日

コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、難関大学の受験を経験した(現在、所属または卒業)お子様をもつ全国の保護者を対象に、「受験期の親子のコミュニケーション」に関する調査を実施しました。その結果をお知らせいたします。

1.調査の背景

<Campus>は、「書く」を通じて多くの方のまなびを支えてきました。今年50周年を迎えるにあたり、改めて学生のまなびをより一層サポートしたいとの思いから、ノートブランドから”まなびかた”のブランドとして刷新しました。それにともない、「まなびかた」に関する調査を中学・高校生と中学・高校生の子どもを持つ親を対象に実施しました。(2025年8月実施)

 

調査では、「わが子に合った“まなびかた”を見つける手助けをしたいか」と親に尋ねたところ

78.2%もの親が「手助けしたい」と回答した一方で、「親と「勉強のやり方」や「自分にあった学び方」について、話し合った経験はどの程度ありますか」という質問では、親子ともに約半数は十分に話し合えていないことが分かりました。

 

この結果を踏まえて、今回、「家庭でのコミュニケーション」と「学生のまなび」の関係に着目し、受験を目前に控えるいま「受験期の親子のコミュニケーション」について調査を実施しました。

 

<Campus>は、学生のまなびには、学生自身の学習時間・やり方だけではなく、周囲とのコミュニケーションも重要だと考えています。この調査結果を通して、子どものまなびについて悩む保護者の皆様にとってヒントになる情報を届け、ひいては学生のまなびの一助になればと願っております。

 

 

2.調査概要

(難関大学卒・所属・卒業の子どもの保護者)

・調査期間 :2025年11月5日(水)~11月17日(月)

・調査エリア :全国

・調査対象者 :難関大学に所属あるいは卒業(卒業後1~3年目)した子どもの保護者107名

         ※今回は、旧帝大・早慶上智に所属あるいは卒業した子どもの保護者

 

3.調査サマリー

(1)58.9%の保護者が「受験期の子どもとの距離感に悩んだ」と回答

(2)そうした悩みがある中でも親子間の会話は活発に行われており、勉強以外のコミュニケーションについて、最もよく会話されている内容は、「子どもの趣味の話」。中には受験期でも4時間以上会話していた人も!

(3)コミュニケーションに加えて、「受験期にどのようなサポートをしていたか」という問いには、半数を超える52.3%が「文具や教本を買ってあげる」と回答。過去問や教本の復習や反復演習で文具の消費が多くなる受験期こそ、モノを通じて勉強をサポートしていた。

(4)こうしたサポートや環境づくりもあってか、57.9%の保護者が「子供は楽しく勉強に取り組んでいたと回答。子どもの学力が伸びた一番の理由は、「自分にあったまなびかたが見つかったから」。

(5)実際に、受験指導の専門家である西村創先生によると、受験期の親子のコミュニケーションで重要なのは、「これまで通りの雰囲気を保つこと」。また、親の役割は、「子供の特性を観察しながら、まなびかたの選択肢を手渡すこと」だそう。

 

4.調査結果の詳細

(1)58.9の保護者%が受験期の子どもとの距離感に悩んでいた実態が判明

「受験期に子供との距離感に悩みましたか」という問いに対して、58.9%の保護者人が「はい」と回答しており、半数以上の保護者が受験前の子どもとの距離感に悩んでいたことが判明しました。

(2)平日の平均会話時間は30分!最もよく会話されている内容は、「子どもの趣味の話」

親子のコミュニケーションの実態をさぐるため、「受験期に子どもとはどんな内容をよく話していましたか」という質問をしたところ、「子どもの趣味の話」「学校での出来事」「勉強/受験の話」の順で多く、受験期でも子どもの関心ごとを話題にしていたことがわかりました。

また平日一日の平均会話時間は、30分程度の家庭が40.2%と最も多く、30分以上会話する親子の割合も69.1%という結果になりました。中には受験期でも4時間以上会話した人がいることがわかり、受験期でも子どもとの”勉強以外”のコミュニケーションを大切にしていたことが伺えました。

(3) “勉強以外”のコミュニケーションに加え、文具や教本を買うことでも子どもの勉強をサポート!

さらに、「受験期に、子供の勉強をサポートするためにどのようなことをしていましたか」との質問では、半数を超える52.3%が「文具や教本を買ってあげる」と回答しました。過去問や教本の復習・反復演習で文具の消費が多くなる受験期こそ、会話や息抜きタイミングの提供にくわえて、文具や教本などモノを通じたコミュニケーションを行っていたことがわかりました。

(4)楽しく勉強することが合格への近道!子どもの学力が伸びた一番の理由は、「自分にあったまなびかたが見つかったから」

今回の調査では、57.9%の保護者が「子どもは楽しく勉強に取り組んでいた」と回答。学習に前向きに取り組む子どもが多いという傾向が見られました。

さらに、「子どもの学力が伸びた一番の理由」を聞いたところ、最多の回答は「自分にあったまなびかたが見つかったから(38.3%)」自分にあった“まなびかた”を見つけ、楽しく勉強することが、合格につながっていることが伺えました。

人のまなびかたを真似したり、オリジナルの勉強法を考えてやってみたり、自分にあったまなびかたを見つけることは一筋縄ではいきません。自分に合っていて、勉強を楽しくさせるまなびかたを、見つけるまでに多くのヒントが必要だとコクヨは考えています。

<Campus>では、自分らしい“まなびかた”を発見するためのヒントとして、様々な「まなびレシピ」とその「まなびレシピ」にあった文具を提案しています。

 

5.YouTubeチャンネル登録者数13.3万人!受験指導の専門家 西村 創先生の見解

中学受験、高校受験指導歴28年。多数の有名塾や家庭教師を歴任。

自著15冊で累計20万部。テレビ・新聞・雑誌などのメディア出演多数。

「にしむら先生 受験指導専門家」としてYouTube配信中。

 

YouTubeURL:

https://www.youtube.com/channel/UCLMmcT54e-pAIg80atX440g

 

(コメント)

文房具は単なる消耗品ではなく、子供の学習環境をつくる大切な要素です。

書き心地の良いペンや、色分けしやすいマーカー、思考を整理しやすいノートは、勉強の取りかかりやすさや集中のしやすさに関わります。

お気に入りの文房具に触れることで、気持ちが前向きになる子は少なくありません。

 

ここで大切なのが、「学びのタイプ」に合った文房具を選ぶことです。

図解で理解が進む子には、多色ペンや方眼ノートが向いています。

耳から覚えるのが得意な子には、声に出しながら書き留めやすい筆記具が使いやすいはずです。

学び方に個性があるように、文房具にも相性があります。

 

親の役割は、やり方を押し付けることではなく、子供の特性を観察しながら「このやり方はどう?」と選択肢を手渡すことだと感じています。

学び方と文房具をセットで考えると、子供の“自分に合った学び方”が見えやすくなります。

 

そして、受験期の親子のコミュニケーションは、特別な言葉を探さなくても大丈夫です。

点数の上下が続く時期ですが、親の不安を子供は敏感に受け取ります。

無理に平静を装う必要もなく、これまで通りの雰囲気を保つことが、子供の気持ちを落ち着かせます。

本番でも「いつも通りの力」が出やすくなりますし、その状態で合格した学校ほど、入学後も無理なく成長できる場になります。

 

入試直前期は気持ちが揺れやすい時期ですが、だからこそ“楽しく学べる工夫”が支えになります。

 

文房具という身近な道具が、学び方と気持ちをそっと後押ししてくれる。

そんな環境づくりが、受験期の親子の味方になると感じています。

 

参考)文具とメソッドを組み合わせた“まなびかた”をちょっと明るくするアイディア「まなびレシピ」について

「まなびレシピ」とは、学生が気軽に試行錯誤しながら、主体的かつ継続的にまなびを続けるための、<Campus>が提案する文具とメソッドを組み合わせた“まなびかた”のアイデアです。料理を完成させるまでの手順やプロセスは多様で正解がひとつでないように、勉強も自分に合ったやりかたが見つかるまで、試行錯誤を繰り返すことが重要と考えています。自分らしい“まなびかた”を発見するためのヒントとして、様々な「まなびレシピ」を提案していきます。

2025年9月に公開した「まなびレシピ」では、教科書等にメモをして“すぐ書く見返す”ための「メモ勉」、コンパクトなサイズで“スキマ時間に”くり返し見返せる「ちょこ勉」、プリントや薄型パンチを“バインダーにひとまとめ”にすることでプリントの紛失を防ぐ「とじ勉」、自分に合った“ごきげん勉強計画”を立てられる「モチ勉」、さらに、文具を使っている際のストレスを軽減するベース文具など4つの勉強法と便利な文具をご提案します。

※本記載の情報は発表日現在の情報です。予告なく変更する可能性がございます。あらかじめご了承ください。