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コクヨ、最新鋭の物流拠点「東北IDC」開所式を開催
2026年10月14日

コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、宮城県仙台市泉区に新設した最新鋭の物流拠点「東北IDC」(*1)について、本年11月の本稼働に先立ち、2026年10月13日(火)に開所式を行いました。

左から、コクヨ 特別顧問 黒田康裕、仙台市 副市長 藤本章様、コクヨ 社長 黒田英邦、 コクヨ 会長 黒田章裕、日立製作所 関西支社 支社長執行役員 熊切宜孝様 、コクヨ 執行役員 宮澤典友

「東北IDC」は、購買管理・オフィス通販「カウネット」を中心とするビジネスサプライ流通事業における、品揃え拡大および東北エリアを中心としたお届けリードタイムの短縮と安定供給体制を支える重要な物流基盤です。最新テクノロジーを活用した庫内生産性の向上と、働きやすさ・地域社会との共生を体現する次世代物流拠点の新たなモデルを実現します。

「東北IDC」の概要動画URL:https://youtu.be/HANVQhClfBk

1.「東北IDC」開所式の開催報告

稼働開始に先立ち、10月13日(火)に東北IDCにて開所式を開催しました。当日は、仙台市や東北IDCの統合マテハンシステムを構築した株式会社日立製作所をはじめとするご来賓の方々をお迎えし、式典内にて国内初の本格導入(*2) となるGTP(*3)システム「HaiPick Climb System」 の稼働デモンストレーションを初公開しました。また、内覧会では入荷から出荷に至る一連の作業エリアの全容をご案内しました。

 

コクヨサプライロジスティクス株式会社 物流本部 東北IDC 統括所長 五十嵐誠のコメント

東北IDCは、最新設備による標準化と効率化を進めながら、働く人が輝き、誇りと働きがいを持てる物流拠点を目指します。空調環境の最適化と徹底した静穏性による快適な職場環境を整え、働く仲間とそのご家族が安心できる場所をつくるとともに、確実な物流によってお客様の日常に「安心と好奇心」をお届けします。さらに地域企業や教育機関とのつながりを育み、多目的エリアを活用した交流などを通じて、物流の枠を超えた「地域共生の拠点」を実現します。「全ての人に安心を届けるセンター」をコンセプトに、人・企業・地域がつながり、ともに新たな価値を生み出す持続可能で信頼される物流の新たな基盤を、ここ東北IDCから築いてまいります。

2.「東北IDC」の主要な特長

(1)仙台市内全域の当日配送と、大規模集約による安定的な供給網の構築

東北IDCは、2026年11月より本格稼働します。稼働に伴う物流ネットワークの最適化により、順次、カウネットの当日配送エリアが仙台市内全域に拡大します。また、東北IDCの稼働に伴い、北海道エリアへの出荷機能を東北IDCへ統合します。新たな重要拠点として十分な規模と保管能力を備えることで、同拠点における常時取扱品番数(種類)は、稼働時点より従来の北海道向け出荷拠点と比較して2倍強へと拡充します。加えて、これまで拠点規模の制約等により生じていた欠品や、代替拠点からの出荷による遅延リスクを緩和し、東北・北海道全域に向けたより安定的な供給網を構築します。

 

(2)高密度保管による品揃え拡大と庫内生産性の向上を実現

倉庫内作業全体の最適化を図るため、異なるメーカーの設備を統合制御する日立製作所のマテハン制御システム「ユニバーサル WCS」と、HMAX Industryのラインアップの1つである搬送計画最適化エンジン「LogiRiSM(ロジリズム)」の一部機能を導入・連携させています。この統合制御のもと、GTPシステム「HaiPick Climb System」や無人搬送車を導入しました。11月からの本格稼働において、最新ロボティクスの実装により以下の高度化を実現します。

 

①高密度保管と圧倒的な出荷スピードの両立

 高さ約5mの保管棚からケース単位で商品を自動搬送し、最大27万SKU(*4)の高密度保管を実現します。標準規模の拠点ながら主要拠点に匹敵する出荷能力を確立し、品揃えの拡大と広域への供給リードタイム短縮に寄与します。

 

②庫内生産性の向上

ロボットが商品を作業者の元へ自動搬送することでスタッフの歩行時間を大幅に短縮。主要3拠点(首都圏・中部・近畿IDC)の実績平均値と比較して約40%の生産性向上を見込みます。

 

③棚卸業務の削減

自動倉庫内の稼働データを活用し、荷動きに応じた効率的な棚卸を実現します。作業の定点化による歩行レス効果も相まって、既存拠点比で50%~70%の大幅な工数削減を見込みます。

 

(3)地域社会との共生を体現

東北IDCの稼働に伴い、約100名の新規雇用を創出します。深刻化する物流業界の人手不足課題に対し、これからの物流施設の新たなモデルを目指し、働きやすい作業空間の整備に注力しました。大型高効率空調による温度管理に加え、低騒音型のコンベヤや自動搬送ロボットの導入で機械音を最小限に抑えています。また単なる物流インフラにとどまらず、地域に開かれた施設づくりを推進しています。施設内には、物流現場を体感いただける見学ルートや、地域住民の皆様・パートナー企業様とのコミュニケーションを生み出す「多目的交流エリア」を設けています。施設見学やイベント等の積極的な受け入れを通じて、地域社会と共生する施設運営を行ってまいります。

空調

多目的交流エリア

 (4)プラ資源循環サービス「カウネット Loopla」由来の再生素材を物流資材に採用

コクヨグループでは、持続可能な社会の実現に向けて環境負荷低減に取り組んでいます。東北IDCでは、カウネットが推進するプラスチック資源循環サービス「カウネット Loopla(ループラ)」を通じてお客様から回収したクリヤーホルダーをはじめとする使用済みプラスチックを再資源化し、約10%配合した素材を、庫内で使用する折りたたみコンテナ4,000個およびパレット500個に採用しました。コクヨグループの自社物流拠点において、Loopla由来再生素材を用いた物流資材を導入するのは本件が初となります。特にパレットへの採用は、実運用を通じた強度検証を目的とした先駆的な取り組みです。今後は東北IDCでの運用知見を活かし、他拠点への横展開や新たな物流資材への適用可能性を検討するなど、グループ全体での資源循環推進を目指します。

コンテナ

パレット

3.施設概要

名称:東北IDC

所在地:宮城県仙台市泉区明通三丁目31番

竣工:2026年2月28日(土)

稼働開始:2026年11月30日(月)

賃借坪数:約7,000坪(2階、3階)

延床坪数:約15,000坪

建物階数:4階建(133m×103m)、RCS構造(鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、耐震)

 

【補足】

(*1)IDC=Integrated Distribution Centerの略称で、通販他、複数ビジネスモデルの統合倉庫

(*2)2026年10月現在、日立調べ

(*3)GTP=Goods to Personの略称で、ロボットなどが商品を保管棚ごと作業者の手元まで自動で運

んでくるピッキング方式。

(*4)SKU=Stock Keeping Unitの略称で、在庫管理上の最小の品目数を数える単位

 

【参考】

・2025年2月14日発表 最新鋭の自動化物流センター「(仮称)新仙台IDC」を2026年10月に

開設 https://www.kokuyo.com/news/release/20250214cs1/

・2026年3月17日発表 コクヨ、日立の次世代マテハンシステムを導入し最新鋭の物流拠点

 「東北IDC」が竣工 https://www.kokuyo.com/news/release/260317cs1/

 

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