ホーム > オフマガ ニュース一覧 > 墨運堂、「墨の資料館」「がんこ一徹長屋」で貴重な体験
㈱墨運堂(本社:奈良市)が西ノ京工場敷地内に併設している「墨の資料館」と、大和の匠がこだわりの技を魅せる職人さんの仕事場「がんこ一徹長屋」は無料で貴重な体験ができるスポットとして好評を得ている。
近鉄電車・西ノ京駅すぐの場所に立地し、近隣には世界遺産の薬師寺や唐招提寺がある人気エリア。同社では1805年(文化2年)の創業から二百十年余りにわたる墨づくりを通して“書道文化の継承・発展を目指し日本文化に貢献する”指針のもと、伝統企業と伝統工芸を一体化したものになる。
がんこ一徹長屋は、伝統工芸の技術をもつ職人たちの仕事風景を見ることができる。長屋には奈良筆「博文堂本舗」、一刀彫「志清」、一刀彫「和希」、大和うるし「大和漆工芸杉村」、赤膚焼「大塩恵旦」、組紐「ならくみひも鳳美」、茶筌「左京工房」の7種類の匠が長屋通りに面して連なるほか、オリジナル軸を調整できる「筆軸工房」、手づくり布製品工房「文々風」、墨運堂の書道用品アンテナショップの10軒が入居。各工房には様々な作品が展示され、その場で購入することができ伝統工芸の体験(要予約)も。
墨の資料館は3階建て。1階エントランスには巨大な硯と筆、百匹の馬を描いた墨絵が配置されお出迎え。2階は墨職人の工房になっていて、実際に職人による墨の型入れ作業が見られるほか、希望者には「にぎり墨」(有料)の体験も可能。併せて墨の原料など展示。3階は昔から現在までのあらゆる墨、中国、韓国、台湾など各国の墨、伊勢神宮や唐招提寺の記念墨ほか貴重なものを揃え、DVDを使った説明も行う。
同資料館で解説をする畑憲史館長は「毎年秋10月~11月が特に人気で全国から見学者が来られる。また小中高など学校関係からの見学も多くピーク時は100名単位で入場します。1時間半くらいで見て回れるのでお手軽なのでは」と話す。奈良伝統の墨づくりと、多彩な匠の技に誰でも気軽に触れられ、体験ができる唯一の場所といえる。
〈所在地〉 奈良市六条1丁目5-35 お問い合わせTEL0742-41-7155
〈開館時間〉午前10時~午後5時(最終入場4時30分)
〈入場料〉 無料(見学のみは予約なしで入館できる)
〈休館日〉 毎週月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始、夏季休館(8月1~31日)
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がんこ一徹長屋 |
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長屋イラストマップ |
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奈良筆 博文堂本舗 |
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一刀彫 志清 |
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赤膚焼 大塩恵旦作陶 |
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くみひも鳳美の作業 |
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茶筌 左京工房 |
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書道用品アンテナショップ |
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墨の資料館 |
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1階エントランスの巨大な硯と筆 |
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2階の墨職人による型入れ作業 |
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世界に1つだけオリジナル「にぎり墨」体験 |
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畑館長による解説 |
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奈良墨の製造工程模型 |
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3階では貴重な墨を展示 |
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DVDで墨づくりの説明も |
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