ホーム > 新製品情報・特集 > 飾り原稿用紙 新デザイン「竹揺郷(ちくようごう)」を発売
株式会社あたぼうは、2023 年1月から「飾り原稿用紙」の新作、「竹揺郷(ちくようごう)」を発売します。
新作「竹揺郷」は、弊社のコーポレイトカラーでもある「深緑」を使った、落ち着いたイメージの飾り原稿用紙です。日本の昔話をイメージした部分、また、竹のもチーフに合う雀や月、だんごなどを配して、遊び心も忘れていません。今回のデザインの特徴は、左右非対称。これまでも左右非対称の飾り原稿用紙はありましたが(海洋巡など)、それをさらに強く出した形です。
デザインは、いつものとおり、デザイナーhoririum 氏、監修は文具ライターである小日向 京氏です。
弊社先行製品である、「波抹茶」に続く緑の飾り原稿用紙です。
■商品開発の経緯
竹をモチーフにすることは、弊社代表佐川の「波抹茶よりもさらに深い緑を使いたい」というところから始まっています。また、波抹茶は非常にシンプルな飾りとなっていることから、もう少し余白を詰めてしまった「緑ベース」の原稿用紙にしたいという想いがありました。これをデザイナーの horirium 氏にぶつけたところ、現在のデザインの原型となる左側の竹の絵が提供され、デザインの第一歩が踏み出されました。
その後、horirium 氏が近くの竹林などを散策したり、取材したりして、原稿用紙下部の蔦の部分や筍の部分などが加えられていきます。柱については、始め竹取物語をイメージした光る竹の部分ができあがり、その後、月見団子が加えられます。
月見団子が加えられたのは、右上に「月」が配置されたためです。竹取物語からモチーフを得たことで、月を配置することを決め、右上にデザインされました。実は、horirium 氏から「左側にも右側と同じように竹を配置すると、かなりうるさくなりそう」という助言を受けたのがきっかけです。そこで、佐川から「では、右上に月を配置してみてはどうか」という提案をしたことで、竹取物語的な感じがさらに強まりました。この流れから柱の魚尾には月見団子が配置されました。
最後に、「竹といえば雀」という horirium 氏からの提案があり、かわいらしい雀が配置されました。概ね、原形のデザインは完成していたため、レイアウトはあまりいじることはありませんでした。しかし、飾り原稿用紙の特徴でもある 5 文字、5 行区切りをどう表現するか、削った鉛筆のカスの部分をうまく表現できるか、また赤青鉛筆を立体的に見せるための影の表現などで制作の困難さがありました。
監修者の小日向氏は、このデザインを見て、すぐに「竹」、「揺れる」、「さと」という言葉を紡ぎ出して、名称は早々に決まりました。竹の揺れる郷には、きっとかぐや姫もいるでしょうし、かわいい雀たちも集まるでしょうし、春には筍が採れることでしょう。そして、秋には月見団子で中秋の名月などいかがでしょうか。
■商品詳細
「竹揺郷」の最大の特徴は、左右非対称であることです。そして、グラデーションを利用して遠近感を表現しています。全体的に、深緑の落ち着いたトーンですが、右上の月や右側の竹などの薄い色が軽さも表わしています。月見団子や雀などの遊び心もあり、写実的な雰囲気とかわいらしい部分が同居しています。
紙は飾り原稿用紙の定番「キンマリスノーホワイト」です。ペンの滑りがとてもよく、比較的にじみも少ない紙です(裏抜けについては保証できかねます)。
文字数は 20 字×20 行の 400 文字。いつもの飾り原稿用紙のように 5 文字ごと、5 行ごとに区切りがついています。
<仕様>
大きさ:A4サイズ
文字数:400文字(20 x 20)
用紙:キンマリスノーホワイト
<価格> 50枚入 480円(税別)
<発売日> 2023年1月初旬予定
【株式会社あたぼうとは】
中小企業診断士である代表取締役の佐川が 2009 年に設立。東京を中心に、中小企業の経営コンサルティング、IT導入コンサルティング、研修講師等の事業展開をしている。その一方、時間管理や文房具業界を研究しており、その一環でスライド手帳や文房具の開発販売を行っている。2016 年日本文具大賞 デザイン部門 グランプリを「飾り原稿用紙」碧翡翠で受賞。
![]() |
サクラクレパス 第19回キッズデザイン賞受賞!「水でおとせる はじめてのふとふとクレパス(R)6色」 2025年08月20日
三菱鉛筆「第19回キッズデザイン賞」『toirono(トイロノ)』と『uni タブレット授業えんぴつ』が受賞 2025年08月20日
新感覚!手で持って塗れる「ヤマト糊」「ヤマト糊 タピコ」が『第19回キッズデザイン賞』を受賞 2025年08月20日
ライオン事務器 はにわの形の指サック『はにさっく』 5周年 みんなで賞品を決める!Xキャンペーンを実施 2025年08月20日